Accessに添付ファイルを付ける方法と容量管理

概要

この記事の結論
AccessのACCDBでは、テーブルに添付ファイル型のフィールドを作り、レコードに文書や画像を付けられます。例えば案件ごとの見積書や写真を、案件情報と関連付けて管理できます。MDBのままでは同じ機能を使えないため形式を確認してください。

この記事でわかること

  • テーブルへ添付ファイル型の列を追加する
  • フォームで追加・表示・保存を行う
  • 容量制限と増加量を見積もる
  • 外部保存方式との違いを判断する

この記事の主な内容

  1. 添付ファイル型でレコードへ文書や画像を保存する
  2. テーブルへ添付ファイル型の列を追加する
  3. フォームで追加・表示・保存を行う
  4. 容量制限と増加量を見積もる
  5. 外部保存方式との違いを判断する
  6. 削除とバックアップの運用を決める
  7. よくある質問

想定読了時間:約9分


1 添付ファイル型でレコードへ文書や画像を保存する

AccessのACCDBでは、テーブルに添付ファイル型のフィールドを作り、レコードに文書や画像を付けられます。
例えば案件ごとの見積書や写真を、案件情報と関連付けて管理できます。
MDBのままでは同じ機能を使えないため形式を確認してください。

添付するとデータベース内の容量が増えます。
ファイルの置き場所だけでなく、保存上限、更新方法、バックアップまで決めて使いましょう。

添付ファイルの保存構造について、案件レコード、添付フィールド、DBファイルの関係を示す図

2 テーブルへ添付ファイル型の列を追加する

T_案件に資料というフィールドを追加し、データ型を添付ファイルにします。
既存ファイルを変更する前にバックアップを確保します。
データシートでは添付を示すアイコンから操作できます。

操作手順

1. T_案件をデザインビューで開きます。

2. 資料フィールドを追加し、型を添付ファイルにします。

3. 保存してデータシートビューへ切り替えます。

4. 対象レコードの添付欄を開き、追加を選びます。

5. 文書や画像を選択して確定します。

6. レコードを開き直し、対象ファイルを確認します。

添付の手順について、列追加、選択、追加、確認の関係を示す図

3 フォームで追加・表示・保存を行う

フォームへ既存の添付フィールドを配置すると、添付用のコントロールを使えます。
複数ファイルを1レコードに付ける場合は、利用者が目的のファイルを選べることを確認します。

フォームでの利用について、追加、表示、保存の関係を示す図

添付を開いた編集結果が、元の保存先とDB内のどちらへ反映されるかは操作によって異なります。
更新時の手順を決め、保存後に再度開いて内容を確認してください。
必要な場合は外部へ保存して利用します。

容量の2つの制約について、1ファイル、DB全体の関係を示す図

4 容量制限と増加量を見積もる

1つの添付ファイルは最大256MBです。
Accessデータベース全体は原則2GBで、システム領域なども含めて余裕が必要です。
256MBのファイルを何件でも保存できるという意味ではありません。

10MBの写真が月100枚なら、単純計算で月約1GBです。
圧縮効果を確実な削減として見込まず、実データで増加量を確認しましょう。
動画や大量の高解像度画像は外部保存が向く場合があります。

設定例と確認点

対象上限・確認点
添付1ファイル最大256MB
DB全体原則2GB、余裕が必要
年間増加量平均容量×件数で試算
持ち出し添付もDBと一緒に含まれる
増加量の考え方について、平均容量、件数、累積の関係を示す図

5 外部保存方式との違いを判断する

外部フォルダーや文書管理基盤へ保存し、AccessにはパスやURLを持たせる方式もあります。
DB容量を抑えやすい一方、移動でリンク切れになる、利用者に権限がない、バックアップが別になる問題を管理する必要があります。

SharePoint等を文書の保存先にすることと、AccessのDBファイルを同期フォルダーから複数人で直接同時編集することは別です。後者を添付管理の解決策として安易に採用しないでください。

内部と外部の比較について、DB内、外部の関係を示す図

既存Accessへの影響を判断できない場合

本記事の手順をコピーしたファイルで試しても解決しない場合や、既存データ・他の画面への影響を判断できない場合は、お気軽にご相談ください。対象ファイル、操作手順、期待する結果を整理すると、調査や改修の範囲を相談しやすくなります。


6 削除とバックアップの運用を決める

添付を削除してもDBファイルがすぐに同じ容量だけ小さくなるとは限りません。
必要に応じてバックアップ後に最適化・修復を検討し、他の利用者が閉じた状態で実施します。

実行可能ファイルなど、添付できない種類もあります。
拡張子を変えて制限を回避せず、承認された保存先を利用します。
案件削除に伴って必要な資料まで失わないよう、保存期間と廃棄ルールも決めましょう。

運用の確認について、削除、容量、保全、権限の関係を示す図

7 よくある質問

添付ファイル型はACCDBで使います。変換時には既存機能との互換性も確認します。

内部の空き領域になる場合があります。バックアップ後の最適化・修復を検討します。

件数と増加量次第です。DB全体の上限に近づく場合は外部保存方式を検討します。

まとめ

実行可能ファイルなど、添付できない種類もあります。
拡張子を変えて制限を回避せず、承認された保存先を利用します。
案件削除に伴って必要な資料まで失わないよう、保存期間と廃棄ルールも決めましょう。

本記事の手順をコピーしたファイルで試しても解決しない場合や、既存データ・他の画面への影響を判断できない場合は、お気軽にご相談ください。対象ファイル、操作手順、期待する結果を整理すると、調査や改修の範囲を相談しやすくなります。


Microsoft公式資料を参照しています。サンプルは説明用の架空データです。
Windows版Accessの実機検証は未実施のため、適用前に対象環境のコピーで結果を確認してください。

Microsoft:添付ファイル
https://support.microsoft.com/en-us/access/attach-files-and-graphics-to-the-records-in-your-database

Microsoft:Accessの仕様
https://support.microsoft.com/en-us/access/access-specifications

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